USBフラッシュメモリーの端子が折れ曲がって、端子のパターンがはく離しているということで、修理のご依頼です。

 

レターパックで到着

 

昨日問い合わせフォームからお問い合わせいただき、本日ヤマト便で到着しました。

 

USBメモリーのコネクタ部分が折れて外れてしまい、ご自身で端子をハンダ修理してみたものの、パソコンに認識されないようです。

 

USBメモリー

 

端子の結線状況をテスターで確認すると、+DATAの回路が断線しているのが解りました。

 

回路の結線状況を確認

 

 

顕微鏡を見ながら、基板上の細かい回路パターンをハンダ修理します。

回路パターンとは、基板の上に印刷された銅の配線です。0.2ミリほどの細い配線がごちゃごちゃと張り巡らされています。

 

 

私が学生の頃(30年前)は、秋葉原で基板を購入するとエポキシ樹脂の基板に銅板が貼り付けてあり、そこに油性マジックで回路を書いて、塩化第二鉄水溶液でエッチングと呼ばれる作業を行い、不要な銅板を溶かしてプリント基板を作成したものです。あまり細かい回路を作ってしまうと、上手くエッチングできずに苦労したのを覚えています。あの頃と違いとにかく細かい回路で、顕微鏡を使っての修理となります。

 

ユニバーサル基板を利用するようになってからは、自分でエッチングすることはほとんどなくなりました。我が家の中2の長男はブレッドボードで試作して、ユニバーサル基板でいろいろと作っているようです。赤色LEDと青色LEDを使って水草の成長促進用ライトなるものを作ったりしています。

 

 

 

ハンダ修理が完了して、データ読み取りのためのお手製治具に接続して回路の結線状況を確認します。

 

 

基板を修復し、治具に配線

 

 

5V-VCC、-DATA、+DATA、GND共に正常に抵抗値が出るようになりました。

 

パソコンに接続すると認識されるようになり、内部のデータは全て取り出すことが出来ました。