Categotry Archives: USB基板回路障害

0

Microdia Flash-Key Vogue 8.0GB 回路修理

by

USB2.0のフラッシュメモリーで、Microdia Flash-Key Vogue 8.0GBというものです。

 

MICRODIA USBメモリー

 

テスターで、端子の抵抗値を測定しますが、異常はありません。とりあえずパソコンに接続して動作チェックです。

赤いLEDランプが点灯しますが、パソコンに認識されません。

 

MICRODIA USBメモリー

 

かなり厄介な修理となりそうです。

 

 

分解して内部を確認すると、シリコン系の接着剤でコントローラICとメモリーICの部分を接着しており、無理に力を入れるとICが基盤からはがれてしまうような構造になっていました。分解の際は要注意です。

 

 

顕微鏡でじっくり確認しますが、目視では異常が見当たりません。

 

 

そういう時は、一つずつ部品を交換して動作をチェックするしかありません。

まず最初は、水晶発振子を交換してみます。

 

MICRODIA USBメモリー

 

水晶発振子は、USBメモリーの半数くらいの基板に搭載されていますが、どれも同じ12KHzの発振子です。

交換して、パソコンに接続すると、さっきまで赤いLEDランプが点灯したままになっていたのに、今度は点滅します。

おっ!ドライバが読み込まれたぞ!

 

マイコンピュータにドライブが認識されて、データを読み出すことが出来ました。

100%データが復元できたので良かったです。

 

MICRODIA USBメモリー

 

試しに、四角いタイプの水晶発振子を取り付けてみた。

こちらの水晶発振子でもやはり動作した。形が違っても発振周波数は同じだから動いて当たり前か。

MICRODIA USBメモリー

 

 

 

今日は、SONY、BUFFALO、MICRODIA、IODATAと4本修理したのですが、3勝1敗という成功率でした。時々駄目なものがあります・・・。

 

 

USBメモリーデータ復旧のご依頼はこちら

 

0

SILICONPOWER USBフラッシュメモリー修理

by

超小型のUSBフラッシュメモリーが数多く出ていますが、今回はSILICON POWERの4GBのフラッシュメモリーです。

 

差してあったUSBにぶつかり、PCでの認識が出来ない状況です。

 

SILICONPOWER USBメモリー

 

分解すると、小さなモジュール化された基板が入っています。

このUSBフラッシュメモリーのイケナイところは、一番力がかかる部分がプラスチックの部品のため、超薄の2層になったプリント基板が折れやすいのです。

パソコンに差し込んだままカバンに入れてしまったり、使用中にうっかりぶつかってしまったりするとたちまち断線して認識できなくなります。

 

普通のフラッシュメモリー基板であれば、たとえ折れてしまっても、フラッシュメモリーICを取り外して、正常な基板に移植することにより、データの取り出しが出来るのですが、このモジュール化されたフラッシュメモリーは、メモリーICを取り外すことが出来ません。

そのため、この基板の状態で断線した箇所を修復しなくてはならないのです。

 

その修復の手順は公開できませんが、折れても基板内部の数本の回路断線程度であれば、修復可能です。

バキッと折れて外見上から切断してしまっているほどの破損の場合は、フラッシュメモリーICも破損していることが多く、修復できる可能性は低くなります。

 

 

昨日と今日の2日連続でこのSILICONPOWERの超小型のUSBメモリーの修理依頼がありました。

2GBと4GBだったのですが、残念ながら2GBの方は認識させるところまでは回復させたのですが、ディスクにアクセスできませんというメッセージでデータの読み出しは出来ませんでした。

 

SILICON POWER USBフラッシュメモリー

 

4GBの方は、最初PCでの認識が出来ない状況でしたが、基板修復の結果データの取り出しは無事完了しました。

 

 

0

USBメモリーが折れ曲がって、端子のパターンが剥離

by

USBフラッシュメモリーの端子が折れ曲がって、端子のパターンがはく離しているということで、修理のご依頼です。

 

レターパックで到着

 

昨日問い合わせフォームからお問い合わせいただき、本日ヤマト便で到着しました。

 

USBメモリーのコネクタ部分が折れて外れてしまい、ご自身で端子をハンダ修理してみたものの、パソコンに認識されないようです。

 

USBメモリー

 

端子の結線状況をテスターで確認すると、+DATAの回路が断線しているのが解りました。

 

回路の結線状況を確認

 

 

顕微鏡を見ながら、基板上の細かい回路パターンをハンダ修理します。

回路パターンとは、基板の上に印刷された銅の配線です。0.2ミリほどの細い配線がごちゃごちゃと張り巡らされています。

 

 

私が学生の頃(30年前)は、秋葉原で基板を購入するとエポキシ樹脂の基板に銅板が貼り付けてあり、そこに油性マジックで回路を書いて、塩化第二鉄水溶液でエッチングと呼ばれる作業を行い、不要な銅板を溶かしてプリント基板を作成したものです。あまり細かい回路を作ってしまうと、上手くエッチングできずに苦労したのを覚えています。あの頃と違いとにかく細かい回路で、顕微鏡を使っての修理となります。

 

ユニバーサル基板を利用するようになってからは、自分でエッチングすることはほとんどなくなりました。我が家の中2の長男はブレッドボードで試作して、ユニバーサル基板でいろいろと作っているようです。赤色LEDと青色LEDを使って水草の成長促進用ライトなるものを作ったりしています。

 

 

 

ハンダ修理が完了して、データ読み取りのためのお手製治具に接続して回路の結線状況を確認します。

 

 

基板を修復し、治具に配線

 

 

5V-VCC、-DATA、+DATA、GND共に正常に抵抗値が出るようになりました。

 

パソコンに接続すると認識されるようになり、内部のデータは全て取り出すことが出来ました。

 

 

 

 

0

USBメモリーを挿したままPCごと机の上から床に落とした

by

うっかり、PCごと机の上からカーペットの床へ落としてしまったというUSBフラッシュメモリーのデータ復旧修理の依頼がありました。

昨日、山梨県から修理依頼のお電話があり、今日の午前中には速達で到着しました。

 

折れたUSBメモリ

 

USBコネクタはしっかり付いていますが、かなり折れ曲がったようです。

USB端子の抵抗値を計測すると内部で断線しているようです。

分解して内部を確認します。

 

ケースを開けると基板が割れています

 

基板を確認すると、チップ部品やコントローラIC、フラッシュメモリーICには破損がなさそうです。USB端子の半田もしっかりついています。

しかし、テスターで回路を確認すると、USBのGND端子とVCC-5V端子の両方とも断線しています。

基板の回路パターンが割れて断線している不具合のようです。

 

顕微鏡で見たところ いくつかのプリントパターンに亀裂が

 

今回のUSBメモリーは、GREEN HOUSE製のGH-UFD2GRです。通常、USBフラッシュメモリーの基板の厚みは0.9~1.0mm程度あるのですが、この機種は0.6mmと少々薄いようです。コネクタが破損する前に基板側が折れて断線してしまったようです。

基板を実体顕微鏡で確認すると、基板がバキッと折れてヒビが入っている断線部分がみつかりました。

 

亀裂部分を修復します

 

断線している部分を修復しているところです。

 

修理ジグに接続

 

断線を修復して、お手製の修理ジグを使ってテスターで抵抗値を確認し、回路に異常が無いことを確認できました。

 

データは出せました

 

パソコンに接続してデータを読み出します。

新しいUSBメモリーにデータを全て移動して、無事に修理は完了できました。

 

 

 

 

1 2