Monthly Archives: 7月 2013

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USBメモリーのランプも何も点かない

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USBメモリーが全く認識されない。ランプも何も点灯しない。

SONY ポケットメモリ USB4GB

 

福岡県北九州市からの修理ご依頼です。

テスターで確認すると回路不良のようです。

 

さっそく分解して基板を確認すると、FETが内部で断線状態で壊れています。

電源が供給されていない状態でした。

 

 

FET部品を取り替えて、あっという間に修理は完了です。

 

FET部品交換作業

FET部品交換作業

FET部品取り外したところ

FET部品取り外したところ

FET部品交換完了

FET部品交換完了

 

 

 

 

しかし、フォルダをコピーしようと思ったらフォルダのコピーが始まらないのです。

あれ???

 

 

何度やってもコピーされない。

フォルダを一つずつドラッグしてコピーしてみると、ちゃんとコピーできます。

まとめて移動すると駄目なようです。

地道に一つずつドラッグして作業を続けると、一つのフォルダだけコピーできないことが分かりました。

破損しているファイルが4個保存されていました。ファイル名とファイルサイズが誤って認識されていて、これは修復不可でした。

 

 

1300個のファイルのうち、壊れていたのは4個でしたが、その旨ご連絡して修理完了とさせて頂きました。

 

 

 

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IODATA HDPS-U320 認識されなくなった データ復旧

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IODATAのポータブルHDD HDPS-U320

データを共有しようと友人のMacに接続したところインストール(?)に時間がかかりそうだったので途中でキャンセルし、取り外しの操作をしてからはずしました。それから自分のPCに接続したのですが、全く認識しません。ランプはつきます。ケーブルも交換してみましたがランプがつくだけです。

 

I・O  DATA Protable HDD  HDPS-U320(K)

I・O DATA Protable HDD HDPS-U320(K)

 

という状況で、修理の依頼がありました。

 

良くある修理だと基板のUSBコネクタ部分の断線や、HDDの不良セクタが原因ですが、今回のパソコンでは、ランプは点灯していますが、そもそもHDDが回っていません。

回転音がしないのです。

 

 

分解して、HDDの基板を確認すると、チップヒューズが1個切れています。

 

HDD基板のハンダ修理

HDD基板のハンダ修理

 

 

ヒューズを交換し、HDDの動作を確認すると正常に認識されました。

HDDの診断ソフトで確認しても、特に異常はありません。

 

 

一応念のため、データを一旦バックアップとして読み出しておいてから、しばらく動作を確認してみましたが、問題ないので、HDDはそのままでご返却となりました。

 

 

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USBメモリー重度物理障害データ復旧

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TranscendのUSBメモリーですが、データが読めないということで修理のご依頼です。

 

LEDランプが点灯するが、フォルダを開こうとするとフリーズする

LEDランプが点灯するが、フォルダを開こうとするとフリーズする

 

まずは、顕微鏡で回路を確認しますが、ハンダ不良やチップの損傷は見られません。

続いてテスターで不良箇所を探しますが、異常が無い状況です。

パソコンに接続して、認識するのか確認してみると・・・

 

デバイスドライバソフトウェアをインストールしています

デバイスドライバソフトウェアをインストールしています

 

デバイスを認識していますが、上記の画像の状況ですと、コントローラICまでしか認識されていない様子です。

Gドライブとしてマウントされましたが、開こうとするとエクスプローラーがフリーズします。

 

トランセンドのUSBメモリー

トランセンドのUSBメモリー

 

コントローラーのICは、海外製のUSBメモリーに比較的多く採用されている、ALCOR MICRO社製のAU6982チップが搭載されています。

 

フラッシュメモリーにはSAMSUNGチップを使用

フラッシュメモリーにはSAMSUNGチップを使用

 

今回のUSBメモリーには、フラッシュメモリーICが1枚搭載されていて、SAMSUNG社製K9G8G08U0Mチップが搭載されていました。

 

フラッシュメモリーチップを取り外しにかかります

フラッシュメモリーチップを取り外しにかかります

 

メモリーチップの取り外し作業に取り掛かります。まずは、端子を傷めないようにあらかじめハンダめっきをしておきます。

 

フラッシュメモリー専用半田ごてにてICを取り外し

フラッシュメモリー専用半田ごてにてICを取り外し

 

350度に熱したフラッシュメモリー専用の半田ごてでICを取り外します。温める時間はだいたい10秒程度。フラッシュメモリーICは、500度の熱に耐えられる設計ですので、多少の熱では壊れません。

取り外した後は、ICの端子に付いている半田を綺麗に除去して、さらに端子を磨いて接触不良にならないようにクリーニングをしておきます。

 

PC-3000高度解析装置にて、解析作業開始

PC-3000高度解析装置にて、解析作業開始

 

データリカバリーツールPC-3000高度解析装置に装着し、専用の高度解析ソフトを起動させます。

メモリーICの個数、コントローラーICの型番を入力して、解析作業の開始です。

メモリーチップのチップID、データ領域をパソコンに読み込みます。

最初は、チップIDの読み取りが出来なかったのですが、タイミングやクロックを調整してIDの読み取りに成功です。

続いて、データ領域をパソコンに読み出します。

少々時間がかかりましたが、全てのデータが読み出せました。

 

しかし、問題はここからです。

コントローラICの情報を基に、読み出したデータを通常のファイル形式に復元しなくてはいけません。

データを読み込んだだけでは、単なる文字列としてしか見られないのです。

 

データが出せることを確認し、お客様へご連絡

データが出せることを確認し、お客様へご連絡

 

しばしの解析作業を終えて、データが復元されました。

今回は、ハンダ修理では直らなかったため、お見積金額が変わります。すぐさま、お客様へお見積とデータの復元の可能性についてご連絡です。

解析作業の際にエラーが記録されなかったので、データに関しては破損が無いようです。

 

お客様から、修理続行のご了解をいただいたので、データを全て復元し、代替のUSBメモリーへ移動してご返却です。

お客様のデータにはアクセスしたくないのですが、念のためにワードのファイルを1個だけ開けるか確認いたしました。

 

代金のお支払いは、コンビニ払いの払い込み票を同封致しますので、データが問題ないことをご確認いただいてからのお支払となります。

 

弊社のUSBメモリーデータ復旧では、ほとんどのケースがハンダ修理で16,800円以下となっておりますが、USBメモリーに曲がりや折れの不良が無いケースで50本に2~3本の割合で重度物理障害があり、PC-3000高度解析装置の出番になっています。