WindowsのパソコンにUSBメモリーを接続すると、USBメモリーの赤いLEDランプが点灯して認識した音が「ピコン」と鳴るが、数秒後に画面の右下にメッセージが表示されます。
「USBデバイスが認識されません このコンピュータに最後に接続されたUSBデバイスが正しく機能していないため、Windowsによって認識されていません。」
きちんとUSBメモリーには通電していますが、認識出来ないようです。
パソコンのUSBの差し口を変えても同じでした。
USBメモリーの基板を確認すると、7mm×7mmの正方形のコントローラーICに、「AU6989SNHL-G-8」という型番が書かれています。
基板の後ろ側には、通常TSOP-48という48ピンの形状のフラッシュメモリーICが装着されているはずなのですが、今回のUSBメモリーは黒い樹脂でモールドされていて、フラッシュメモリーICが取り外せないタイプなのです。
こうなると、基板を交換したり、フラッシュメモリーICから直接の復旧装置を使ったデータ読取は出来ません。
このままの基板を直すしか無いのです。
故障ICがこのコントローラーICだと判断し、部品交換を行ってみたところ、無事認識されてマイコンピュータにアイコンが表示されました。
データの破損も無く、データは100%復旧することが出来ました。
色々なUSBメモリーがありますが、故障の際はまずはご相談ください。