kaneko

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「USBデバイスが認識されません」からのデータ復旧

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USBデバイスが認識されません

WindowsのパソコンにUSBメモリーを接続すると、USBメモリーの赤いLEDランプが点灯して認識した音が「ピコン」と鳴るが、数秒後に画面の右下にメッセージが表示されます。

 

USBデバイスが認識されません

 

「USBデバイスが認識されません このコンピュータに最後に接続されたUSBデバイスが正しく機能していないため、Windowsによって認識されていません。」

 

 

きちんとUSBメモリーには通電していますが、認識出来ないようです。

パソコンのUSBの差し口を変えても同じでした。

 

 

USBメモリーの基板を確認すると、7mm×7mmの正方形のコントローラーICに、「AU6989SNHL-G-8」という型番が書かれています。

 

AU6998コントローラーIC

 

 

基板の後ろ側には、通常TSOP-48という48ピンの形状のフラッシュメモリーICが装着されているはずなのですが、今回のUSBメモリーは黒い樹脂でモールドされていて、フラッシュメモリーICが取り外せないタイプなのです。

 

 

モールドタイプフラッシュメモリ

 

基板から外せないフラッシュメモリ

 

こうなると、基板を交換したり、フラッシュメモリーICから直接の復旧装置を使ったデータ読取は出来ません。

このままの基板を直すしか無いのです。

 

 

故障ICがこのコントローラーICだと判断し、部品交換を行ってみたところ、無事認識されてマイコンピュータにアイコンが表示されました。

データの破損も無く、データは100%復旧することが出来ました。

 

 

 

色々なUSBメモリーがありますが、故障の際はまずはご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

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BUFFALO HD-LC3.0U3/N コネクタ破損の復旧

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HD-LC3.0U3/N

BUFFALO外付けUSB-HDDのHD-LC3.0U3/N、静音設計で音が気にならないなんて言ってただのファンレス外付けHDDなのですが、ケースがプラスチックなのでちょっと放熱が心配になります。

電源スイッチが無いのですが、パソコンやテレビの電源ON-OFFに連動するように設計されています。

 

HD-LC3.0U3/N

 

3TBの大容量ですので、データはたっぷり保存が出来ます。

しかし、3TBものデータですので故障の時はショックが半端ないという事になるでしょう。

 

今回の修理は、コネクタ部分の損傷です。

パソコンに接続して使用していて、コネクタの抜き差しの際にHDD側のコネクタ部品が抜けてしまったようです。この手のHDDのUSB 3.0 MicroBコネクタに良くある破損です。

 

基板の半田修理にて、正常に認識されるように修理完了出来ました。

再度壊れないようにコネクタ部品を基板に銅製の針金でぐるぐるに固定しておきました。

 

 

3TBの大容量ですので、なんでもかんでも保存しておくわけですが、夏場の高温などいつ壊れてもおかしく無いと肝に銘じて、データのバックアップを忘れずに、2か所に保存が鉄則です。

 

 

 

 

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Windows8タブレット eMMCメモリSDIN5C4-64Gからのデータ復旧に成功

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今日はちょっとHAPPYな事がありました。

今まで復旧のご相談を受けてもお断りしていた特別なメモリの復旧に成功したのです!

何しろ、最近はHDDよりもフラッシュメモリがいろいろな機器に使われるようになっていて、中でもタブレットやスマホに数多くこの特別なフラッシュメモリが搭載されているのです。

 

 

そのメモリの中でも特に増えている特別なフラッシュメモリとは、eMMCメモリというものです。

ボード組み込み型メモリで、HDDの代わりにスマホやタブレット、ノートパソコンの基板上に実装されています。

 

 

表側は12mm×16mmで、こんな形です。SanDisk SDIN5C4-64G と印刷されているので、64GBのメモリです。

 

 

裏側は、こんな形で、端子間隔は0.5mmです。これは、外した直後ですので、ちょっと汚いです。このままではデータは出せないのでクリーニングします。

 

 

クリーニングするとこんな感じ・・・。しかしちゃんとデータが出なかったので、さらにこの後再度クリーニングして超きれいにして、何とかデータの取り出しに成功しました。

 

 

ちなみにこのeMMCメモリが搭載されていたのは、lenovoのWindows8タブレット 3679-CTOです。64GBの容量では、今ではちょっと少ないですね。

 

 

分解して、基板を取り出して・・・。

 

 

さらに、金属パネルを外すと、メインの基板に実装されていたeMMCメモリを発見です。ちなみに、このIC簡単には外せません。デジタルリフロー装置で頑張ったが外れず・・・。3KW(キロワット)のリワーク装置でようやく外せました。

 

 

 

eMMCメモリを外したところです。

 

 

 

ICを外すリフロー装置ってやつは↑こいつです。

 

 

 

そして、弊社で本日導入したeMMCメモリの復旧装置を使うと・・・。

メモリの中がばっちり読めました。やったー! 晩酌だー!

 

 

 

1年くらい前まではこんなこと出来なかった・・・。あの時データが出せなかったお客様ごめんなさい。今なら出せます。

 

 

 

 

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USBメモリーが折れ曲がって・・・コントローラーICが浮いています

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本日の復旧3本目

データ復旧のご依頼で到着したUSBメモリーですが、折れ曲ってしまったというメモリーです。

 

通常折れ曲がってしまったUSBメモリーの場合95%以上復旧が出来ています。

 

まず、ほとんどの場合復旧が可能なのですが、最近多くなってきたのが折れ曲がった時にコントローラーICという部品が壊れてしまう症状です。

 

 

 

 

 

見た感じ、どこも異常が無いように見えますが、実体顕微鏡で確認してみると・・・。

 

 

 

 

 

 

コントローラーICという正方形のIC(Silicon Motion社製 SM3267L)の外周部分にあるランドと呼ばれるはんだ付け部分が基板から浮き上がって回路が断線しています。ざっと見渡して断線個所が10か所以上あり、ICの裏面にも回路があるので、外周部分のはんだ付けだけでは直りません。

 

ところどころはんだが割れてICから外れている部分もあります。

 

 

 

この状況では、データは読めません。

そして、このまま通電してしまうと変なところだけ電圧が供給されてデータが壊れる可能性もあります。

 

 

 

今回のUSBメモリーは、フラッシュメモリーIC(SanDisk社製SDTNRCAMA-008G)という8GBのデータが保存出来る長方形の黒いICが2枚搭載されていて、合計16GBになっています。

このフラッシュメモリーICを見ると破損は無いようです。

 

 

この状況を確認し、まずはお客様に状況を説明し、お見積金額をご連絡します。

17,280円で直る場合は、連絡もせずにいきなり復旧してデータが取り出せれば、完了のご連絡となるわけですが、さすがに重度の障害の場合は、金額によってはお客様ご判断でキャンセルもありますので、着手前にお見積の連絡を致します。

 

 

まだ、電話がつながらないので、作業は一旦中断です。

 

 

恐らくデータは100%復旧できますけど・・・。ご予算もありますから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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USBソフトウェアキー(USBドングル)修理しました

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SafeNet_USBドングル

毎月1本程度ですが、CADソフトなどを起動するためのUSBソフトウェアキー(USBドングル)が認識されなくなったと、修理の依頼を受けます。

 

佐川の宅配便にて送られてきた今回のUSBドングルは、外側ケースが熱で変形していました。

まずはテスターで回路を確認しますと、電気的に抵抗値が大きくなっています。

 

 

SafeNet_USBドングル

 

内部を開けて確認すると、基板が焼けたような匂いがして、黒く変色していました。

チップ部品が一つ壊れています。

もちろんこのままでは認識するはずもありません。

 

 

USBドングル修理前

 

基板は両面基板になっていますが、多層基板では無さそうです。焦げている部分を取り除き、基板を少し削り取り残りの回路が壊れていないか、弊社のドナー基板と抵抗値を比較して確認したところ、異常はありませんでした。

 

焦げたチップ部品を交換し、パソコンに接続して動作確認をしてみます。

 

 

 

 

ドングル修理完了

 

 

SafeNet_USB_SuperPro_UltraPro

 

 

デバイスマネージャーで確認すると、SafeNet USB SuperPro/UltraPro として無事認識されました。

 

 

 

ドングル絶縁完了

 

 

外側を熱収縮チューブで絶縁して、ごく短いUSBの延長ケーブルを同封してのご返送となりました。

USBの延長ケーブルを使うことで、コネクタ部分に無理な力が直接かからないので、壊れにくくなると思います。

CADのソフトも無事に動いてお客様にも喜ばれました。

 

 

 

 

 

 

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モノリス(1チップタイプ)USBメモリーデータ復旧

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超小型のUSBメモリーに多く採用されているモノリスタイプのUSBフラッシュメモリーのデータを復旧出来るように、PC-3000FLASH CIRCUIT BOARDを導入しました。

 

モノリスタイプUSBメモリー

 

 

モノリスタイプとは、基板とチップ部品やコントローラーIC、フラッシュメモリーICを樹脂で固めて一つのモジュールにしたものです。(上写真)

 

このモノリスタイプUSBメモリーの金色になっている接続端子側に基板があります。この基板のコーティング樹脂を紙やすりで剥離すると銅の回路パターンが見えてきます。

 

実体顕微鏡を使って、16本のジャンパー線を配線すると、メモリーICから直接データを読み出すことが出来るのです。それにしても、この半田付けは半端なく大変です。無言で集中しての作業となります。

 

 

極細ジャンパー線の半田付け

 

 

フラックスを塗布して、細いパターンにジャンパーを配線しますが、乗せた半田が隣の回路パターンとくっつかないように1本1本気が遠くなる作業です。

 

 

モノリスUSBメモリーデータ復旧

 

16本すべての配線が終わったところです。何度も配線ミスが無いか確認します。

 

PC-3000FLASH CIRCUIT BOARD

 

 

PC-3000FLASHアダプタに接続し、データの解析作業を行います。メモリーチップの型番情報が読み出せればしめたものです。配線ミスが無かったことが分かります。

 

メモリーICからデータ領域の全てのデータを一旦取り出しして、コントローラーICの情報を使って読み出したデータをエクセルや画像などのファイルデータに復元していきます。

 

現在対応しているモノリスUSBメモリーのタイプはUSB2.0の30種類のみで、USB3.0のタイプにはまだ対応できていません。早く3.0にも対応すると良いのですが・・・。

 

 

 

 

 

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