USBフラッシュメモリーのコネクタが折れてしまったという修理。SONYの8GBのUSBメモリーです。
コネクタが折れた場合のデータ復旧は、ほぼ確実に成功します。安心して作業にとりかかります。
ご自身で修理依頼前に復旧を試みたようです。ハンダが乗らず、苦労した末にチップ抵抗が無くなってしまいかなり破損がひどくなっていました。
まぁこの程度は良くある修理。
しかし、ヨクヨク確認してみると、裏面のコントローラICの端子まで折れて断線してしまっている。チップコンデンサも無くなっています。
簡単に直るかと思ったが、難易度がいきなり高くなりました。
同じチップの基板を探します。
同じコントローラチップの基板が10枚以上あります。コントローラが同じで、回路パターンも同じものを選びます。
USB端子が折れ易く、基板自体に強度が無いのかも・・・。
メモリーICの乗せ換えを行います。
SONY USM8GRの正常基板へメモリーICを乗せ変えて、無事データ復元出来ました。
USBメモリーの破損がひどいケースではデータが出せない場合があります。この場合は修理中断となり、2,100円のみのご請求です。
データが16GBを超える場合は、貸し出し用ポータブルHDDにてデータをご返却致します。