USBフラッシュメモリーをパソコンに接続しても認識されないケースでは、回路パターンの断線やハンダ割れ、コントローラIC不良などが考えられます。
コネクタが折れ曲がっているケースでは、基板の回路パターンの断線、ハンダ割れを修復してデータを救出します。
USBフラッシュメモリーを分解すると、小さな基板にコントローラICと呼ばれる7mm四方のIC部品と、フラッシュメモリーICと呼ばれる18mm×12mmのIC部品があります。
そのほか、チップヒューズ、チップ抵抗、チップコンデンサ、水晶発振子(無いものもある)などがあります。
不良USBフラッシュメモリーでは、チップ部品が割れていたり、焦げている場合があります。
また、回路パターンが断線していることも多いです。
実体顕微鏡とテスターを使用して、破損箇所を探して修理します。
顕微鏡で確認しながら、テスターを使って不良箇所を特定します。
不良箇所がわかったら、壊れてしまった部品を交換します。
左から、チップコンデンサを取り外す半田ごて、フラッシュメモリーを取り外す半田ごて、細かい作業用の半田ごて
基板の不良の場合には、フラッシュメモリーICを取り外し、正常な基板に移植してデータを救出しています。
コントローラICは数多くの種類があります。同一型番のICが無ければ修理は出来ません。
弊社では30種類以上のチップを用意しております。