USBメモリーの物理障害によるデータ復旧修理は、基板が破損しているケースとチップ部品の破損、コントローラICの破損、フラッシュメモリーICの破損のいずれかとなります。
弊社にご依頼いただく前に、2社に依頼して断られたそうです。
郵送されてきたUSBメモリーを確認すると、かなりの熱を加えた形跡がありました。
フラッシュメモリーICの上に貼られたシールが焦げています。
USB端子からの回路の状況を確認すると、3箇所で回路パターンの断線があります。
USB端子が邪魔で回路を追えないので一旦端子を切り取って外してしまいます。
後は、顕微鏡を見ながら切れている回路を修復します。
フラッシュメモリーICは一度取り外したようで、端子の半田が10本ほどハンダ不良になっていました。
0.3mmの極細ハンダを溶かして端子1本1本慎重にハンダ付けを行い、回路の修復は完了しました。
そして、無事全てのデータを復元することが出来ました。
代替のUSBメモリーでデータをご返却いたしますが、データの容量が16GBを超える場合は貸し出し用ポータブルHDDにてご返却となります。
USBメモリーデータ復旧修理 特に物理障害の場合は復旧率高いです。