LexarUSBメモリーの4GBを折り曲げてしまい認識されなくなった。
折り曲げた場合の修理はほとんどのケースでデータが出せるので安心して作業に取り掛かる。
しかし、USB端子には全く破損が無く、どうやらコントローラーICの不良のよう。
テスターで確認すると、USB端子のVCCがどこかで断線している。ヒューズは色が変わっていないので、切れてないだろうなぁと思いながら念のためチェックするが異常なし。
顕微鏡の倍率を最大にして、確認すると、コントローラーICの片側が全てはんだ割れとなっている。
この部分の半田をリフローして、よし直っただろう?と抵抗値確認するが、変化なし。念のためパソコンに接続しても認識されない。
どうやら、この構造の基板は、コントローラーチップの部分に力が加わると破損を起こしやすい基板のようです。前日のWiiのUSBメモリーも同じ基板で同じ壊れ方だったから。
今回はドナーの基板が無いので、PC-3000Flash SSD Editionにて、解析作業を行います。
4GBのデータなので読み出しはスムーズに完了し、解析作業に入ります。
1時間ほどで、無事データが復元されました。
お客様に経過をご説明し、了解をいただいたので無事ご返送となりました。
今回はお預かりが夕方だったので、翌日のご返却となりました。基本的に大容量の解析作業以外は当日中にご返送しております。
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