超小型のUSBフラッシュメモリーが数多く出ていますが、今回はSILICON POWERの4GBのフラッシュメモリーです。
差してあったUSBにぶつかり、PCでの認識が出来ない状況です。
分解すると、小さなモジュール化された基板が入っています。
このUSBフラッシュメモリーのイケナイところは、一番力がかかる部分がプラスチックの部品のため、超薄の2層になったプリント基板が折れやすいのです。
パソコンに差し込んだままカバンに入れてしまったり、使用中にうっかりぶつかってしまったりするとたちまち断線して認識できなくなります。
普通のフラッシュメモリー基板であれば、たとえ折れてしまっても、フラッシュメモリーICを取り外して、正常な基板に移植することにより、データの取り出しが出来るのですが、このモジュール化されたフラッシュメモリーは、メモリーICを取り外すことが出来ません。
そのため、この基板の状態で断線した箇所を修復しなくてはならないのです。
その修復の手順は公開できませんが、折れても基板内部の数本の回路断線程度であれば、修復可能です。
バキッと折れて外見上から切断してしまっているほどの破損の場合は、フラッシュメモリーICも破損していることが多く、修復できる可能性は低くなります。
昨日と今日の2日連続でこのSILICONPOWERの超小型のUSBメモリーの修理依頼がありました。
2GBと4GBだったのですが、残念ながら2GBの方は認識させるところまでは回復させたのですが、ディスクにアクセスできませんというメッセージでデータの読み出しは出来ませんでした。
4GBの方は、最初PCでの認識が出来ない状況でしたが、基板修復の結果データの取り出しは無事完了しました。