Wiiで使用しているUSBメモリーが、認識されなくなったという修理。
到着して、状況を確認すると、USB端子のVCC、+DATA、-DATAの抵抗値が無限大になっている。しかし、USB端子自体には不良は無い。
この症状だと、コントローラーICの破損か、回路の断線が疑われる。
コントローラーICは、BGAタイプだったので、フラックスをタップリ塗ってハンダのリフローをかける。
しかし、抵抗値はおかしいまま。
もちろん認識するわけもない。
こうなると、同じ基板にメモリーICを乗せ換えることになります。
メモリーICを専用の半田ごてで熱して基板から取り外します。端子と基板の保護のためハンダを流し込んでからの作業です。
メモリーを取り出したので、試しにPC-3000で解析を行いましたが、Wiiのファイルシステムではデータを復元することは出来ませんでした。
そもそもパソコンで読めるデータではないので、今回は素直に新しいドナー基板にメモリーICを乗せ換えてのご返却となります。
パソコンに接続すると、フォーマットしてくださいと表示されますが、Wiiでは問題無いはずです。
ドラクエデザインが結構かわいいのです。